アウトブリード・インブリード
配合1 アウトブリード・インブリード
アウトブリードとは?
すべての配合は、アウトブリードかインブリードになります。このアウトブリードとインブリードは言わば配合の基礎中の基礎であります。
アウトブリードとは、配合する種牡馬と母馬の五代前までに血統に同一の祖先馬がいないことを示します。アウトブリードの効果は、後述するインブリード配合とは違いインブリードした祖先馬の影響を受けないでなおかつ健康で気性のいい産駒が生まれやすいという特徴があります。
インブリードとは?
インブリードはアウトブリードの反対で種牡馬と母馬の五代前までに同一の祖先がいる場合を示します。簡単に言うと近親交配をしているということです。馬名の重なった祖先馬がもつ特徴を引き出す効果があります。 かならず効果が出るわけではなくランダムで決まります。
主なインブリード効果のある種牡馬(祖先馬)
NativeDancer(ネイティブダンサー) − スピードアップ◎ スタミナアップ
GraySovereign(グレイソヴリン) − スピードアップ◎ 底力アップ
Hyperion(ハイペリオン) − スピードアップ 底力アップ
などがあります。初期の頃にはお世話になる配合方法です。
あんまり近親交配しすぎる(おなじ親の種牡馬にまた同じ系統の種牡馬を種付けするなど)をすると危険な配合と言われ極端にケガしやすい馬が生まれてしまいます。
インブリードしているか、していないかは配合するとき、血統表のなかで赤くなっている所がインブリードしているということなので簡単にインブリードで交配できると思います。インブリードしてても効果のない血もあるので注意して下さい。インブリードすると効果のある種牡馬(祖先馬)は後述します。
インブリード効果の一覧
スピードアップ◎ GraySovereign NeverBendなど
スピードアップ Nearctic Hyperion Backpasser など
スタミナアップ NativeDancer Nijinsky など
底力アップ NorthernDancer Hail to Reason など
底力ダウン Sicretariat TheMinstrel など
気性ダウン Ribot Nasrullah など
早熟化 Tanerko SeattleSlew など
晩成化 Busted TomRolfe など
回復力アップ Turn-to など
ダート適性アップ Buckpasser など
があります。スピードアップは文字通りスピードアップ、◎のスピードアップは◎なしよりもさらにスピードアップ効果のあるインブリードです。スタミナアップも文字通りスタミナアップ。
底力アップは勝負根性が上がり、底力ダウンは勝負根性が下がります。気性ダウンというのは気性が悪くいうことを聞かない産駒が発生しやすくなります。
早熟化は3歳ごろからすぐ活躍する馬が生まれやすくなり、晩成化はなかなか勝てないが年を取るごとに徐々に強くなっていく馬が生まれやすくなります。
回復力アップはレースに出た後、競走馬は疲れるのですが、疲れにくくなったり、疲れがすぐ回復する効果があります。 ダート適性アップはダートのレースに強くなります。
インブリードを活用すればある程度強い馬が生まれます。インブリードする馬の特徴を考えて種付けするのが常套手段です。